苗先生の作文指導随筆(その一)
- 千樹中国語教室
- 10月21日
- 読了時間: 2分
一夜で秋が訪れたが、今朝も7時きっかりに起きて仕事を始めた。
作文を添削しているとき、四年生の子どもの作文に出会った。添削を終えたあと、少し感じたことがあり、作文力を大切にしている保護者の皆さんと共有したいと思う。
四年生の段階で、完璧な作文を書くことを求める必要はない。もしそのような方向性で指導してしまうと、子どもたちが観察し、考え、想像し、試行錯誤し、成長し、創造するチャンスを奪ってしまうことになる。
過度なプレッシャーの中で、子どもは無意識のうちに他人の文章を真似したり、盗用したりするようになる。模倣・盗用した作文では、子どもの総合的な思考力は鍛えられない。どんなに見栄えが良くても、それは子ども自身の力ではなく、ただの「運び屋」にすぎない。このような力は、将来AIに最も簡単に取って代わられる能力でもある。
もちろん、多くの子どもたちは低学年のうちは真似や写し書きでも高得点を取れることがある。運が良ければ五、六年生になっても、繰り返し練習した似たような出題で点を取ることも可能かもしれない。しかし、この学び方では将来より深く広い知識を学ぶための思考の土台が築かれない。これは目先の点数だけを見てしまう人がもっとも見落としやすく、時間が経ってから取り戻せなくなる部分でもある。一度のテストで高得点を取ることが、学びのゴールではない。
ご興味のある保護者の方は、私の添削を通して、子どもたちが作文を学び、書く過程で個別指導と的確なフィードバックを受けられることをご覧いただけると思う。これこそが作文指導の価値である。そして、早く始めることがとても大切です‼️できれば2年生から始めるのが理想で、遠回りを避け、子どもが早くから「書く自信」を身につけることができます。それは他の教科や生活のあらゆる面にも良い影響を与えるのです。
2025年10月21日





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